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贈与税の申告が必要な人はこんな人
2026/02/08

「110万円以下なら安心」は思い込み?申告漏れに注意
毎年1月〜3月といえば、所得税の確定申告シーズンとして知られています。
しかし実はこの時期は、贈与税の申告期限でもあります。
贈与税の申告期限は、所得税と同じ
👉 毎年2月1日から3月15日まで
「自分は関係ない」と思っている方ほど、
うっかり無申告になりやすいのが贈与税の怖いところです。
今回は、
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贈与税の申告が必要な人
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申告不要なケース
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非課税でも申告が必要な制度
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無申告になりやすい典型例
をわかりやすく解説します。
1.贈与税の申告をするのは「もらった人」
贈与税の申告・納税を行うのは、
👉 **お金や財産をもらった人(受贈者)**です。
ただし、
「もらったら必ず申告」ではありません。
2.原則|1年間で110万円を超えてもらった人は申告が必要
贈与税には、年間110万円の基礎控除があります。
■ 基本ルール
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1年間(1月1日〜12月31日)
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もらった財産の合計額
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110万円を超えたら申告が必要
■ よくある勘違い
❌ 贈与者ごとに110万円
⭕ 受贈者が合計で110万円かどうか
例
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Aさんから30万円
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Bさんから30万円
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Cさんから30万円
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Dさんから30万円
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Eさんから30万円
👉 合計150万円
👉 贈与税の申告が必要
3.110万円を超えていても申告不要なケース
次のような贈与は、110万円を超えていても贈与税がかからず、申告も不要です。
■ 申告不要な代表例
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生活費・学費
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夫婦間・親子間での日常生活に必要な費用
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社会通念上相当な贈与
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香典、花輪代
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お歳暮・お中元
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祝い金・見舞金・お年玉
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離婚による財産分与
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過度でない、正当な分与
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懸賞・クイズの賞金
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贈与税ではなく一時所得
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教育資金・結婚・子育て資金の非課税制度
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信託銀行経由で、非課税申告書を提出している場合
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■ 注意点
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「社会通念上相当」が条件
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高額すぎると課税される可能性あり
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離婚時に不動産を渡した場合、
👉 渡した側に所得税がかかるケースあり
4.非課税でも「申告が必要」な贈与がある
ここは特に注意が必要です。
■ 贈与税が0円でも申告必須の制度
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住宅取得等資金の贈与税の非課税措置
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配偶者への居住用不動産(または資金)の贈与
👉 申告書を出さないと非課税が使えません。
5.相続時精算課税を使う人は申告が必須
■ 相続時精算課税制度とは
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毎年110万円の基礎控除
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それを超えても 累計2,500万円まで贈与税は非課税
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将来の相続時に相続財産へ加算
■ 注意点
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110万円を1円でも超えたら必ず申告
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贈与者ごとに選択
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一度選ぶと
👉 暦年贈与に戻れない
さらに、
相続時に加算される評価額は
👉 贈与時の評価額
制度選択は慎重に行う必要があります。
6.「申告が必要なのに無申告」あるある4選
贈与税は、現金をもらったときだけではありません。
次のようなケースも贈与とみなされます。
① 借金の帳消し
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借金500万円 → 0円
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経済的利益:500万円
👉 500万円の贈与
② 高額な物をタダでもらった
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外車
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宝飾品
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高級ブランド品
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美術品
👉 家族間でも課税対象
③ 高い財産を安く買った
例
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時価500万円の腕時計
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購入価格10万円
👉 差額490万円が贈与
👉 売った側には譲渡所得税
④ 保険料を払っていない生命保険金を受け取った
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親・祖父母が保険料負担
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子が満期保険金を受取
👉 贈与税の対象
7.無申告のペナルティは想像以上に重い
「これくらい大丈夫だろう」は非常に危険です。
■ 主なペナルティ
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無申告加算税
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5%~30%
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重加算税
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悪質と判断されると40%
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延滞税
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納付が遅れた日数分
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👉 本来払わなくてよかったお金まで失う可能性があります。
まとめ|贈与税は「知らなかった」が通用しない
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贈与税の申告期限は 毎年3月15日
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110万円超は原則申告
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非課税でも申告が必要な制度がある
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現金以外の贈与にも要注意
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無申告のリスクは非常に大きい
贈与は節税対策にもなりますが、
やり方を間違えると逆効果です。
少しでも不安がある場合は、
申告前に専門家へ相談することをおすすめします。
監修者情報
- 代表取締役
- 臼井 大典
トラストエージェントは、滋賀県彦根市にある不動産会社です。地域に根ざした豊富な実績を活かし、さまざまな案件に対応いたします。ここでは、そんな当社の会社概要を紹介します。当社へのアクセス情報はこちらからご確認ください。

