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相続における評価方法を押さえておこう
不動産相続は「相続税」がカギ!最初に知るべき基礎知識
身近な人が亡くなった後に直面する問題の一つが「相続」。中でも、不動産を相続するケースでは「相続税」の課税額が非常に大きくなるため、早めの対策と正確な評価が不可欠です。
相続税の計算には、不動産(土地・建物)の適切な評価が必要となります。不動産の価格は一律ではなく、評価方法によって大きく異なるため、正確に理解しておきましょう。
不動産相続の評価方法:土地と建物はこうして金額が決まる
土地の評価「路線価方式」とは?
市街地の土地は、原則として「路線価方式」で評価されます。これは国税庁が毎年7月頃に公開する「路線価図」に基づき、道路に面する土地1㎡あたりの価格が示されています。
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計算方法:
「路線価」×「地積(㎡)」=土地の相続税評価額 -
目安:
路線価は市場取引価格の70~80%程度で設定されている
✅ 国税庁の特設ページ:「路線価図・評価倍率表」
路線価がない土地は「倍率方式」で評価
地方部や農地など路線価が定められていない地域では、「倍率方式」により評価されます。
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評価方法:
「固定資産税評価額」×「倍率表に記載された倍率」 -
滋賀県彦根市では、多くの住宅地が倍率方式の対象となる地域も含まれています。
建物の評価は「固定資産税評価額」で決まる
建物の相続税評価額は、「固定資産税評価額」がベースになります。これは毎年、市区町村から送付される「固定資産税納税通知書」に記載されています。
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評価額の目安:
市場価格の約50~60% -
建築途中の物件:
建築費の70%程度で評価される
この評価額は新築直後をピークに年々減少していくため、築年数の長い建物ほど評価額は低くなります。
評価の前に必ず準備する書類リスト
正確な相続税の試算には、まず以下の書類の収集が必要です:
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固定資産税納税通知書
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登記名義人が故人であっても「亡〇〇〇〇宛」に届くため注意
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不動産の権利書・登記資料
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名寄帳
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市町村役所で発行。相続人が全物件を把握するために不可欠
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📍彦根市の場合:名寄帳の取得は市役所の資産税課で手続き可能です(本人確認書類が必要)。
土地評価でトラブルを避けるために押さえる3つのポイント
土地評価は非常に複雑で、次のような条件によっても価格が上下します。
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形状・間口が不整形
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道路との接道条件が悪い
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賃貸中や地代の有無
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広大地か否か
こうした条件は相続人自身では判断が難しいため、専門家のアドバイスを受けながら進めるのが安心です。
トラストエージェントが提供する「不動産相続サポート」について
滋賀県彦根市を中心に活動するトラストエージェントでは、不動産の評価・相続税試算・売却までをワンストップでサポートしています。
主なサポート内容
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地元価格に基づいた正確な評価
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名寄帳取得のアドバイス
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不動産相続に強い司法書士・税理士との連携
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残置物・仏壇の処分など不動産整理も含む対応
📞【無料相談受付中】
TEL:0749-26-2103(受付時間:9:00~18:00/日曜定休)
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まとめ|相続税の基本を理解して、損をしない不動産相続を
不動産を相続した場合、評価の誤りはそのまま「相続税の誤り」につながります。必要な書類を早めに集め、土地と建物の評価方法を把握することが、スムーズな相続手続きへの第一歩です。
彦根市で不動産を相続された方や、これからの相続に備えたい方は、地域密着型の専門家「トラストエージェント」へお気軽にご相談ください。
監修者情報
- 代表取締役
- 臼井 大典
トラストエージェントは、滋賀県彦根市にある不動産会社です。地域に根ざした豊富な実績を活かし、さまざまな案件に対応いたします。ここでは、そんな当社の会社概要を紹介します。当社へのアクセス情報はこちらからご確認ください。